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東芝、デザイン思考を体現した共創拠点「Creative Circuit」をオープン

 株式会社東芝は15日、顧客やパートナー企業との価値共創を実践する共創拠点として、共創センター「Creative Circuit」を神奈川県川崎市の同社スマートコミュニティセンター内にオープンした。

 Creative Circuitは、組織や専門性の壁を越えて多様な人たちがつながり、一人ひとりが持っている創造性を発揮して、人・企業・社会に価値が循環する未来を共創するプラットフォームとして設置。東芝が2018年にスマートコミュニティセンター内に設置した「共創スタジオK416」での共創・協働活動で得たノウハウを活用する。

 施設には、オンライン・オフラインを融合させた共創・協働スペースや、創造的コラボレーションを生み出す環境、3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタル工作機械を常設し、アイデアを素早く具現化できるメイカースペースを整えている。

オンライン・オフラインを融合させた共創・協働スペース

 また、太陽光や部屋のあかりでウイルスを抑制・除菌・消臭する東芝マテリアル株式会社製RENECAT(ルネキャット)を利用した光触媒施工液の壁面塗布や、有人環境下で使用できるウシオ電機のウイルス抑制・除菌用紫外線技術「Care222」を搭載した東芝ライテック株式会社製UVee(ユービー)の設置など、さまざまなウイルスの抑制・除菌措置を講じている。

 東芝では、多様な専門性をもつ人材が集い、創造的なコラボレーションを生み出す環境で、一人ひとりの創造性を引き出し、価値を共創する東芝独自のデザイン思考「カスタマーバリューデザイン」のプロセスを活用することで、顧客やパートナー企業とともに、ありたい未来を描き、課題を解決していくとしている。