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IT業務へのデザイン思考導入を支援――、セイコーソリューションズが教育プログラムを提供

 セイコーソリューションズ株式会社は4日、IT業務へデザイン思考導入を支援し、企業の新世代人財育成を実現するオンライン研修&ワークショッププログラム「デザイン思考大学院」を一般提供開始すると発表した。「デジタルシフト推進支援オーケストレーション・サービス」の第1弾として位置付けられている。

 イノベーティブな人財に不可欠な実効的な思考様式として、“デザイン思考”を社員研修に取り入れる企業が多くなっているものの、一般的な研修の内容と、ITエンジニアの業務であるB2Bの世界には距離があり、そのため、習得した思考様式を業務に導入し実践することには大きなハードルがあるという。

 そこでセイコーソリューションズでは、長年のシステム事業での経験を反映し、B2Bのための実践的なデザイン思考研修プログラムを開発してきたが、今回発表された「デザイン思考大学院」では、デザイン思考習得のための研修に加え、デザイン思考を実際のIT業務・ビジネスに適用した“B2Bデザイン思考”に基づいた体験型研修プログラムを提供するという。

 これを利用すると、オンラインワークショップを通じて、実業務の中での活用・課題解決方法を体感してもらうことで、デザイン思考を知識として学ぶだけでなく、業務にひも付いた行動様式として身につけていくことが可能。このため、若手だけでなく、中堅社員の方のイノベーションリーダーへのシフトアップにも適しているとした。

 具体的なコースとしては、「初級編:B2Bのためのデザイン思考入門」「中級編:デザイン思考とリモート・コラボレーション」「上級編:デザイン思考とバリュークリエーション」「実戦編:デザイン思考による実戦課題の解決」の4つを用意する。

 同社では、こうしたプログラムを実体験してもらうため、2月19日、3月19日の2回、オンラインにて無料トライアルコースを開催する。

 なおセイコーソリューションズでは、「アジャイルに最適化したITリモート開発基盤の提供」「プロトタイピング支援」「計画立案支援」「イノベーション人財の育成」「国内外の最新IT活用動向情報の提供」などにより、デジタルトランスフォーメーション(DX)に必要なIT運用改善・開発のベースアップや、価値創造・イノベーションのための仕組み創出をトータルに支援するサービスとして、「デジタルシフト推進支援オーケストレーション・サービス」を提供していく考えで、今回発表された「デザイン思考大学院」は、その第1弾に位置付けられている。