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リコー、共創のためのコラボレーションスペース「RICOH Collaboration Hub」をVR上でも利用可能に

 株式会社リコーは14日、共創のためのコラボレーションスペース「RICOH Collaboration Hub」をVR上でもオープンすると発表した。遠隔からの訪問者に対して、アバターを用いてリコーの技術紹介やミーティングなどを実施できるようにしており、協業パートナーとの共創をVR上で行えるという。なお、今回のVR化にあたっては、株式会社Synamon(シナモン)のVRコラボレーションサービス「NEUTRANS BIZ」を活用している。

 RICOH Collaboration Hubは、協業パートナーとの共創活動を実践する場として位置付けられており、リコーグループで研究開発中の具体的なテーマや開発試作品などを常設展示するほか、技術の強みや可能性を協業パートナーと共有して、互いの技術と知恵の融合から、新しい事業アイデアを共に創り出していくことを目指しているという。

 しかし昨今のコロナ禍によって、共創施設や技術展示スペースの有効活用が難しくなっている状況に対応するため、VR上で同施設を再現し、実際の施設に足を運ばずともコラボレーションを行えるようにした。

 なおSynamonは、スタートアップ企業や社内外の起業家の成長を支援して事業共創を目指すアクセラレータープログラム「TRIBUS 2020」の採択企業であり、VR技術を活用したコラボレーションサービスのNEUTRANS BIZを提供している。今回の「RICOH Collaboration Hub」のVR化にあたっては、このNEUTRANS BIZを採用することによって、RICOH Collaboration Hubでの共創活動をニューノーマルに対応させたとのことだ。