キヤノンITS、データマネジメント領域でシグマクシスと協業　企業のデータ利活用を支援

　キヤノンITソリューションズ株式会社（以下、キヤノンITS）は13日、企業のデータ利活用を支援するため、AIプラットフォームを中心としたデータマネジメント領域において、株式会社シグマクシスと協業を開始すると発表した。

　キヤノンITSでは、データを利活用してデジタルトランスフォーメーション（DX）に取り組む国内企業に向け、AIプラットフォーム「DataRobot」を活用した「DataRobot機械学習コンサルティングサービス」や、データを有効活用する「データマネジメントサービス」を提供し、ビジネス課題のうち機械学習で解決すべきテーマの整理からモデル構築・システム連携などの支援を行ってきた。

　今回、DX関連のコンサルティングサービスおよび新規事業開発に強みを持つシグマクシスと協業することで、データマネジメント領域の取り組みを一層強化していくと説明。具体的には、「DataRobotライセンス販売」をはじめ、「AI導入診断」「データ活用コンサルティング」「DataRobotトレーニング」といった各種サービスを強化し、実際の業務適用から投資回収にいたるまでの包括的なプロジェクト推進力の向上を図るとしている。

　キヤノンITSとシグマクシスは、人材や技術についても交流を図るなど、両社相互の協力関係を築き、顧客のビジネス課題を最適な方法で解決できるよう支援していくと説明。キヤノンITSでは、データ利活用に関連する製品・サービスを組み合わせたデータマネジメントサービスを拡充するとともに、独自の数理技術や言語処理技術、オブジェクト指向技術、映像認識技術、クラウド関連技術などを活用し、データマネジメント領域において2023年までに年間売上高20億円を目指す。