KDDIとアイスタイル、XRを活用したバーチャル店舗「@cosme TOKYO -virtual store-」を開設

　KDDI株式会社と株式会社アイスタイルは6日、XRを活用したスマートフォン向けアプリ「au XR Door」を通じて購買体験が可能なバーチャル店舗「@cosme TOKYO -virtual store-」を1月8日から提供開始すると発表した。

　アイスタイルでは、コスメや美容のクチコミプラットフォーム「@cosme」を運営しており、@coemeの世界をリアルに体験できるフラッグシップショップとして「@cosme TOKYO」を2020年1月にJR原宿駅前にオープンしている。

　KDDIとアイスタイルでは、物流システムの整備や、生活様式の変化に伴いEC利用が広がる中、店舗にしかない体験や空間をより多くの顧客に広く届けることを目的に、バーチャル店舗の提供を開始。利用者はスマートフォンからバーチャル空間上の@cosme TOKYOに来店し、商品を購入できる。

　バーチャル店舗は、スマートフォン向けアプリ「au XR Door」内に開設。スマホをかざすと360°見渡せる画像で、店内フロアを歩き回っているかのような体験ができる。商品をタップすると、@cosmeの公式通販「@cosme SHOPPING」へ遷移し、購入できる。

　バーチャル店舗では、花王株式会社の化粧品ブランド「KANEBO」「KATE」「SOFINA iP」の商品を販売する。「@cosmeベストコスメアワード」の受賞商品がディスプレイされている巨大タワー「ベストコスメアワードコーナー」も実装し、バーチャル空間上で商品を手に取り、テスターを使用しているかのような体験も可能となる。

　さらに、8K高画質で閲覧可能な機能「高画質版（5G推奨）」を搭載し、店舗の内観やテスターを使用した際の色彩まできめ細やかに表現され、よりリアルに近い体験を可能とする。

　KDDIとアイスタイルでは、今後も先端技術を活用したビジネスモデルを共同で創出し、デジタル技術を活用した産業のさらなる発展に貢献していくとしている。