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NTTデータ、クラウド型健康管理システムにストレス変調把握機能「パルスサーベイメニュー」を追加

 株式会社NTTデータは、従業員の健康を管理する企業向けクラウド型健康管理システム「Health Data Bank(ヘルスデータバンク)」において、ストレス変調把握ができる「パルスサーベイメニュー」機能を追加し、2021年1月より販売開始すると発表した。すでに先行導入として、2020年10月からNTTグループ20万人で活用されており、今回は、その実績やノウハウをもとに開発したサービスを商用販売する。

 Health Data Bankは、「企業の健康経営を支援するシステム」と「個人の生涯健康管理を支援するシステム」がセットになった健康管理クラウドサービス。

 今回提供するパルスサーベイメニューは、月次または週次で5問程度の簡易な設問を継続的に繰り返すことにより、従業員の変調等を把握管理できる新機能で、NTTグループの健康管理の現場に携わるスタッフの意見を集約し、必要最小限の設問を厳選したという。

 これを活用することで、運動不足をはじめとする生活リズムの乱れ、コミュニケーション不足によるストレス増加など、健康課題を抱える不調者・変調者の早期把握が可能になるため、コミュニケーション不足の解消等の対策を早期に実施できるとのこと。

 また健康管理スタッフは、組織分析機能を利用することで、不調者や変調者が集中している組織の把握が可能になるので、上長等の取り組みの支援や健康経営の戦略・施策の検討に活用できるとした。

Health Data Bankにおけるパルスサーベイメニューの活用イメージ

 なお、パルスサーベイメニューは月額利用型のクラウドサービスであり、迅速に導入可能。また、Health Data bankのセキュリティ対策や個人情報保護の仕組みをそのまま使えるため、安心して利用できるとしている。

 NTTデータは今後、Health Data Bankの利用企業をはじめとする、健康経営に取り組む企業に対してパルスサーベイメニューを販売し、2022年3月末までに40万人のユーザー利用を目指す。

パルスサーベイ回答画面と結果画面