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NTT西日本とNTTスマートコネクト、ハイブリッドクラウド環境の構築を支援する「トータルクラウドソリューション」

 西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)とエヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(以下、NTTスマートコネクト)は16日、Microsoft Azure(以下、Azure)、Microsoft 365、Amazon Web Services(以下、AWS)などのパブリッククラウドと、NTTスマートコネクトのクラウドサービス、従来のオンプレミス等を組み合わせたハイブリッドクラウド環境の提案や構築、運用保守や改善まで、顧客のICT環境を総合的に支援する「トータルクラウドソリューション」を発表した。

 NTT西日本グループでは、顧客への最適なICT環境導入のために、従来のオンプレミス、プライベートクラウドやパブリッククラウドなど、それぞれの長所を最適に組み合わせる「ハイブリッドクラウドインテグレーション」を推進している。今回、ハイブリッドクラウド導入を検討する顧客に対する提案から導入、運用保守や改善までの一連をまとめたサービスとして、トータルクラウドソリューションを提供する。

 ソリューションでは、ハイブリッドクラウド構成によるシステム/コストの最適化や、クラウド利用開始後のシステム/コスト改善の継続的なサポートなど、顧客ICT環境の全体最適化をコンサルティングする。

 また、オンプレミスに対する柔軟なカスタマイズや、堅牢なシステム構築実績、通信事業者としての最適なネットワーク基盤など、NTT西日本グループの総合力による環境を提供。専門スタッフによる問い合わせ対応や、24時間365日の監視体制で運用環境をサポートする。

 提案するソリューションの例としては、Windows Virtual Desktopとデータセンターを組み合わせたハイブリッド構成の仮想デスクトップ環境や、クラウドサービスと従来のネットワークを組み合わせたハイブリッドゼロトラストネットワーク、NTT西日本の「地域創生クラウド」とパブリッククラウドを組み合わせたBCP対策などを挙げている。

 トータルクラウドソリューションは、2021年1月提供開始予定。NTT西日本グループでは、トータルクラウドソリューションの対応範囲を拡大し、さまざまな分野の顧客のクラウド化、デジタルトランスフォーメーションを推進していくと説明。その実現に向け、2025年までに100人規模のハイブリッドクラウド人材を育成し、この分野において100億円の売上を目指すとしている。