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日立ソリューションズ、「活文」で自然言語処理AIによる業務効率化ソリューションを提供

 株式会社日立ソリューションズは16日、「活文」のAIソリューションを強化すると発表した。課題発見からビジネスデータ分析による価値創出で、デジタルトランスフォーメーション(DX)を実現する「自然言語処理AIによる業務効率化ソリューション」を、12月17日に提供開始する。

 日立ソリューションズでは、AI技術でテキストを分析・分類する「活文 知的情報マイニング」などのAIサービスを提供してきたが、今回はDXのコンサルテーションで実績を持つ株式会社STANDARDと協業し、課題発見から自然言語処理AIの活用、投資対効果検討の支援を強化するという。

 また、最新のAIを取りそろえるAllganize Japan株式会社(以下、オルガナイズ)とも協業範囲を拡大した。AIチャットボット「Alli(アリィ)」などの提供に加え、質問に対する回答が事前に用意されていなくても適切な回答をドキュメントの内容から自動抽出して提示する「機械読解」や、テキストの中から地名や商品名などの固有名詞を抽出する「固有表現抽出」、満足・不満といったユーザーの感情を分類する「感情解析」を新たに提供する。

 なお、オルガナイズのAIはさまざまな用途に合わせてトレーニングされており、導入・運用の手間がかからない点が特徴とのこと。

 日立ソリューションズは、これまで「活文 知的情報マイニング」を中核に提供してきたAIソリューションに、スタンダードやオルガナイズの技術を掛け合わせることで、企業の課題発見から最先端のAIを活用した業務変革、生産性向上をいっそう支援するとしている。