日立ソリューションズ、AIエンジンをBERTで強化した「活文 知的情報マイニング」最新版

　株式会社日立ソリューションズは25日、大量のテキストデータを自然言語処理AIで分析して分類することで業務の効率化を実現する「活文 知的情報マイニング」について、Googleが公開している「BERT」でAIエンジンを強化した最新版を12月2日から販売すると発表した。

　BERT（Bidirectional Encoder Representations from Transformers）は、Googleの研究チームが2018年10月に公開した自然言語処理モデルで、少量の教師データでも高精度な処理結果が得られることから注目を集めている。

　活文 知的情報マイニングの最新版では、ウェブで公開された大量の自然言語データを事前学習したモデルに、企業が所有する教師データを学習させるBERTでAIエンジンを強化し、より高精度なテキスト分類を実現する。

　また、業務システムと連携しやすくするためのAPIや、導入後の運用コマンドを複数同時に行い、結果の多数決を取る形でさらに精度を上げる「アンサンブル学習」の仕組みも提供。さらに、日立ソリューションズの専門技術者がテキスト分類の業務適用を支援する。

　活文 知的情報マイニングのライセンス価格は、オンプレミスの場合で月額60万円から。