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日立ソリューションズ、属人化された作業をノーコードでシステム化できる「活文 業務プロセスデジタル化ソリューション」

 株式会社日立ソリューションズは21日、属人化された作業をプログラミングの知識がない人でもノーコードで短期間にシステム化でき、業務プロセスの標準化を実現する「活文 業務プロセスデジタル化ソリューション」を、10月22日に販売開始すると発表した。

 活文 業務プロセスデジタル化ソリューションは、業務に応じた入力フォームやポータルをノーコードで作成でき、特定の担当者に依存した作業を短期間でシステム化できるソリューション。

 属人化されていることが多い業務プロセスを標準化するためのテンプレートも、順次提供する。テンプレートはカスタマイズでき、企業独自の業務プロセスにも柔軟に対応できる。さらに、生成AIと連携することで、判定や分析に使われた情報をチャット形式で検索することや、要約して伝えることができるようになり、より一層の業務効率向上を実現する。

入力フォームやポータルをノーコードで作成する画面のイメージ

 問い合わせ対応のテンプレートは、バックヤードで熟練者が行っている社内関係者への情報確認手順を業務プロセスとして標準化する。また、生成AIで、蓄積した情報からの回答案の自動生成や過去の類似回答のレコメンドを実現し、回答にかかる負荷を軽減する。

 製品の認証・出荷判定(提供予定)のテンプレートは、部門間の回覧・承認処理をワークフロー化、個々の部門のシステムで管理されている製品認証に関する情報を一元管理する。また、オプションで、ガイドラインや認証情報からの出荷可否の判定を、生成AIを活用して支援し、一層の業務の効率向上と品質向上につなげる。

 契約ライフサイクル管理(提供予定)のテンプレートは、作成、交渉、稟議、契約締結などの各フェーズで作成された書類を一元管理し、各フェーズの担当者に依存した情報の連携を解消する。また、生成AIで指定された契約条項の自動抽出などで、法務チェック前の確認作業などを効率化する。

日立ソリューションズは、今後も企業の持続的な業務プロセスの改善やデジタル化した情報の組織的な活用を支援することで、企業経営のサステナビリティトランスフォーメーション(SX)に貢献していくとしている。