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Colorkrew、Windows Virtual Desktop環境の構築を支援するサービス

パッケージ化されたプランとPoC支援プランを提供

 株式会社Colorkrew(旧社名:株式会社ISAO)は14日、クラウドマネジメントサービス「くらまね」において、Windows Virtual Desktop(WVD)環境構築サービスを提供すると発表した。

 Windows Virtual Desktopは、Microsoft Azureを基盤として利用する仮想デスクトップサービス(Desktop as a Service)。Windows 10 Enterpriseのマルチセッションを利用したリソースの有効活用により、コスト削減を実現できるほか、操作しているPCにデータを残さないため、情報漏えいリスクを低減させることも可能とした。

 Colorkrewでは今回、WVDを気軽に利用できるよう、WVD環境構築サービスとして、「パッケージプラン」「PoC検証プラン」の2つを提供開始した。

 このうちパッケージプランは、Colorkrewの導入実績をもとに、気軽にWVD環境を利用できることを目的としたパッケージを提供するプラン。いくつかのパターンが用意されており、例えば、社内接続向けの構成例は、WVDと利用企業の社内環境をVPN接続し、社内で利用のPCに対してWVD上からリモートデスクトップ接続を行う、といったケースでの利用に適しているという。なお、VPN用のスイッチ等はパッケージに含まれていないため、利用企業側で用意する必要がある。

 一方、クラウド利用の構成は、すでに企業がクラウド上にてファイルサーバー(OneDriveやBOX、Googleドライブ等)を運用している場合に適しており、WVD上でMicrosoft 365を利用して、クラウド上で業務を完結させる方針にシフトしたい場合に向くとした。

 2つ目のPoC検証プランは、カスタマイズ可能な範囲が限定されているパッケージプランでは要件を満たせない場合や、本格的なWVD利用を想定している場合において、段階的にWVDの利用を進めるために必要となる、PoC環境を提供するプラン。Windows Virtual Desktopの知識を持つエンジニアとの打ち合わせにより、実現したい環境の設計・構築を行うほか、企業の疑問点や本番展開に向けた問題解決に取り組むとしている。

 価格は、パッケージプランが40万円。PoC検証プランは都度見積もりだが、参考として150万円から。