ニュース

日立、オンプレミスのデータ基盤を従量課金で利用できる新サービス 最短1週間での導入に対応

新サービスでも利用可能なフラッシュストレージ2製品も

 株式会社日立製作所(以下、日立)は9日、オンプレミス環境のデータ基盤を最短1週間で導入する「日立従量課金型データ基盤ソリューション」を、同日より販売開始すると発表した。また、同ソリューションの基盤として利用可能な「Hitachi Virtual Storage Platform(VSP)」のミッドレンジモデルとして、コンパクトなフラッシュストレージ「VSP E790」「VSP E590」の販売も開始する。価格は、いずれも個別見積もり。

 「日立従量課金型データ基盤ソリューション」は、オンプレミスのデータ基盤を早期に導入するサービス。利用企業による管理を前提とした最小限のサービス提供から、稼働レポート作成や予兆監視などを含めた日立によるフルマネージドまで、サービス内容をカタログ化しており、企業のニーズに対応した柔軟なサービス提供が行えるという。

 またフラッシュストレージ「VSP E590」を基盤とし、低コストを実現する大容量向けのキャパシティモデルを選択することで、ビジネス向けパブリッククラウドストレージと同等のコストを実現できるとした。さらに、キャパシティモデルのように、用途ごとに最適化した構成済みモデルを用意しており、これらを選択することによって、最短1週間でのデータ基盤導入を行えるとのこと。

 加えて、以前から提供している「ストレージボリューム提供サービス on Equinix IBX」などのソリューションと組み合わせれば、セキュアでシームレスなハイブリッドクラウド環境も実現するとしている。

 なお新モデルの「VSP E790」「VSP E590」は、日立がVSPシリーズで培ってきた技術を、日立独自の高密度実装により2Uの筐体に集約しているほか、同製品が搭載する重複排除・圧縮技術は、新プロセッサと日立独自の処理最適化技術の組み合わせにより、データ容量を削減しながらも、従来モデルと比較し2.2倍のパフォーマンスを発揮可能。これにより、急激な負荷の変動・集中時も安定した高性能と高効率データ保管を両立するとのことだ。