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エルテスとアララ、個人情報管理ソリューションの提供で提携 個人情報ファイルに関連する異常を高精度に検知可能

 株式会社エルテスは4日、個人情報ファイル検出・管理ソリューション「P-Pointer File Security」を提供するアララ株式会社と提携し、内部脅威検知サービス「Internal Risk Intelligence」の拡販に向けた協業を推進すると発表した。エルテスが提供する内部脅威検知サービス「Internal Risk Intelligence(IRI)」と、アララのP-Pointer File Securityが機能連携することにより、内部不正による個人情報漏えいの防止や、万が一漏えいした際の早期発見による被害の最小化を実現するという。

 エルテスのIRIは、企業内のログデータや管理情報を統合的に分析し、情報漏えいなどの不正を検知する内部脅威検知サービスで、内部不正・情報持ち出しといった「企業内部の脅威」に関するデジタルリスク対策に強みを持つという。

 一方のアララでは、独自の技術でPCやサーバー上の個人情報ファイルを検出し、適切に管理・保護を行う個人情報ファイル検出・管理ソリューションとして、P-Pointer File Securityを提供している。

 両社では、それぞれの製品を組み合わせることで、個人情報を取り扱う企業に対して、より高度で便利な個人情報管理ソリューションが提供可能となるため、今回の協業に至ったとのこと。この連携では、IRIにより、P-Pointer File Security上でのファイルスキャン結果データと、ほかのPC操作ログなどを組み合わせて分析する仕組みを提供するため、個人情報ファイルに関連する異常を、さらに高精度で検知できるようになるとした。

 またIRIでは、AIだけでなく専門アナリストによる分析も行うことから、過検知を防止し本当に必要なアラートだけを利用企業に届けられ、企業側での管理の負荷が大幅に軽減されるとしている。

 両社では、金融業、IT・通信業、サービス業など、個人情報を取り扱う全業界の企業を対象に、サービスを提供していく考えだ。