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チェーンストア運営企業でのコミュニケーションを一本化――、ネクスウェイと吉積情報がソリューションを提供

チェーンストア向けコミュニケーションツール「店舗matic」とGoogle Workspaceを連携

 TISインテックグループの株式会社ネクスウェイは2日、Google Cloudプレミア パートナーの吉積情報株式会社と業務提携し、チェーンストア向けコミュニケーションツール「店舗matic」と、Googleの統合型ワークスペース「Google Workspace」(旧称:G Suite)をあわせた販売体制を構築したと発表した。

 「店舗matic」は、本部から店舗に届く情報を自動的に整理して表示するなど、店舗での使いやすさにこだわった設計のチェーンストア向けコミュニケーションツール。すでに3万9000以上の店舗で利用されているという。

 一方で、本部スタッフのスケジュール管理やメール機能などの業務においては、一般的なグループウェアが利用されていることが多いため、本部や店舗では複数ツールを使い分ける必要が生じており、双方のスタッフにとって負担になっているとのこと。

 そこで今回、「店舗matic」とGoogle Workspaceを連携させることにより、本部業務において複数ツールを使い分ける負担を軽減し、より効率的な業務の遂行を支援するとした。

 まず、両製品の連携によってシングルサインオンが可能になり、ID/パスワードの複数管理が不要になるほか、「店舗matic」からGoogleドライブが利用可能になる。例えば、本部から店舗への通達に添付するファイルをGoogleドライブから呼び出したり、「店舗matic」内に集約した、店舗や本部からのアンケートの集計結果をGoogleドライブに直接アップロードしたり、といったことが可能になり、都度、メールでファイルを転送する手間がなくなるとしている。

 このほか、「店舗matic」のお知らせ情報を外部から取得できるWebhook連携機能を用いて、ChatやGmailなどへのプッシュ通知を実現。「店舗matic」のお知らせ情報をGoogle Workspaceで構築した社内ポータルに埋め込むことも可能で、「店舗matic」を確認しなくても、ポータルサイトからすぐに「店舗matic」の情報を把握できるようになるとのことだ。

ポータルサイトへの埋め込みイメージ

 なお、「店舗matic」、Google Workspaceの販売はネクスウェイが行い、導入支援は各社が対応する。