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ISID、全社横断の仮想組織「エンタープライズxRセンター」を設置 VR/ARなどの法人向けビジネス強化を図る

 株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)は24日、VR(Virtual Reality:仮想現実)やAR(Augmented Reality:拡張現実)をはじめとしたxRビジネス強化を目的として、全社横断のバーチャル組織「エンタープライズxRセンター」を設置したと発表した。

 xR技術は、VRやAR、MR(Mixed Reality:複合現実)など、現実世界と仮想世界を融合させる技術の総称で、新たな体験を生み出す技術として、ゲームやイベントなどエンターテインメントだけでなく、教育や医療、製造、販売など、幅広いビジネス分野への活用が注目されているという。

 また、企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に加え、5Gサービスの開始、コロナ禍における“ニューノーマル”の到来などからも、xRの導入・普及の加速が期待されているとのこと。

 ISIDはかねてより、製造業の設計開発をはじめとするさまざまな業務領域において、顧客のリモートかつバーチャルな業務環境を実現するため、VR技術を用いた遠隔地教育システムや、MR技術を用いた仮想メンテナンス訓練システムなど、各種xRソリューションを提供してきたが、自社がこれまでに培ってきた知見、技術、人材を集約し、製造業にとどまることなく、さまざまな市場・領域への拡大を図るため、今回、エンタープライズxRセンターを設置するとした。

 同センターは企業向けxR市場において、xR実現のためのコンサルティングサービスおよびシステム構築、xRソリューションの開発・提供を行う。また、電通グループとの協業による、xR技術を活用した新たなソリューション開発、 新規ビジネス創出にも取り組むとしている。