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富士通、電子カルテシステムと連携した「オンライン診療ソリューション」を提供

 富士通株式会社は25日、新型コロナウイルス感染症などに伴う院内の感染防止対策や医師の働き方改革を支援するため、診療所から大規模病院まで富士通のすべての電子カルテシステムと連携した「FUJITSU ヘルスケアソリューション オンライン診療ソリューション(以下、オンライン診療ソリューション)」の販売を開始した。

 オンライン診療ソリューションは、患者がスマホアプリで診療予約から会計までを行える「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE LifeMark-コンシェルジュ(以下、HOPE LifeMark-コンシェルジュ)」とセキュアに連携し、スマホアプリで通知されたオンライン診療で利用するビデオ通話システムのURLに患者がアクセスすることで、安心・安全なオンライン診療を実現する。

 患者は、利用者情報を「HOPE LifeMark-コンシェルジュ」のアプリ上に登録することで、診療予約から予約状況の確認や変更、クレジットカード情報登録による会計までをスマートフォン上で行える。これにより、患者はスマホアプリ上で、診療予約からオンライン診療、会計までを完結できる。

 さらに、「オンライン診療ソリューション」と富士通の電子カルテシステムを連携させることで、医療機関は、電子カルテシステム上からのビデオ通話システムの起動や受付患者一覧でのオンライン診療の患者管理などが可能になり、院内業務の効率化を実現する。電子カルテシステムとの連携は2020年度中の予定。

 今後は、クラウド型の電子カルテシステム「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE Cloud Chart」と「オンライン診療ソリューション」との連携も予定しており、さらに電子処方箋(せん)や服薬指導のオンラインサービスを継続的に開発・提供していくことで、地域住民や患者、医療従事者のさまざまなニーズに対応し、ニューノーマルな社会づくりに貢献していくとしている。

 オンライン診療ソリューションの価格は150万円(税別)から。富士通では、2025年度末までに850施設への提供を目標とする。