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キヤノンMJ、統合データセキュリティプラットフォーム「CipherTrust Data Security Platform」を販売

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は24日、タレスDIS CPLジャパン株式会社(以下、 タレス)が提供する統合データセキュリティプラットフォーム「CipherTrust Data Security Platform」を、2021年1月5日に発売すると発表した。

 キヤノンMJでは、従来から情報漏えい対策として、タレスの暗号化ソリューション「Vometric Data Security Platform」を販売してきた。 今回、タレスでは、Vormetric Data Securityと暗号鍵管理ソリューションの「SafeNet KeySecure」を統合し、コスト削減とコンプライアンス順守を実現する新たなセキュリティプラットフォーム「CipherTrust Data Security Platform」の提供を開始した。それに合わせ、キヤノンMJでも同プラットフォームの販売を行う。

 CipherTrust Data Security Platformは、データセキュリティ上、重要な役割を担う製品群を統合したプラットフォームとなり、グローバルおよび各地域レベルで異なるプライバシー規制強化に対応できるだけでなく、リモートワークによって急速に増加するクラウドへのセキュリティ対策も可能にする。機密データへのアクセスを保護、制御する機能と、オンプレミスや複数のクラウド環境で暗号化されたデータの暗号鍵およびデータアクセスポリシーを一元管理することで、より強固なセキュリティを可能にする。

 鍵管理製品としては、鍵管理とデータアクセスポリシーを一元化する鍵管理サーバー(CipherTrust Manager)、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azure、Salesforce、Google Cloud Platform(GCP)など、複数のパブリッククラウド暗号化サービスに対応するクラウド暗号化サービスの鍵管理(CipherTrust Cloud Key Manager)、KMIP(Key Management Interoperability Protocol)プロトコルに対応したストレージなどの暗号化に使用する鍵を一元化する他社暗号化製品の鍵管理(CipherTrust KMIP Server)を提供する。

 暗号化製品としては、包括的なデータアクセス制御と詳細なデータアクセス監査ログを備え、オンプレミス、クラウド、データベースなどあらゆる場所でデータを暗号化する透過暗号(CipherTrust Transparent Encryption)、アプリケーション開発者が速やかに暗号化などの暗号機能をアプリケーションに追加するためのAPIを提供するアプリケーション暗号(CipherTrust Application Data Protection)、アプリケーションレベルのデータトークン化(無価値化)サービスを提供するトークナイゼーション(CipherTrust Tokenization)を提供する。

 検知製品としては、オンプレミスやプライベートクラウド、パブリッククラウドに保存・保管されたデータの中から、テンプレート(データプライバシーやセキュリティ規制に対応)を基に機密データを検出、分類、保護する重要情報の検知と分類(CipherTrust Data Discovery and Classification)を提供する。

 CipherTrust Data Security Platformの価格は1500万円(税別)から。