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IIJが「セキュアWebゲートウェイサービス」を強化、悪性サイトへの通信遮断機能を標準提供

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は18日、Webアクセスに必要なセキュリティ機能をクラウドで提供する「IIJセキュアWebゲートウェイサービス」において、悪性サイトへのアクセスを遮断する機能を強化すると発表した。「独自データベースによる遮断機能」として、12月1日より提供開始する。

 IIJセキュアWebゲートウェイサービスは、Webフィルタリングやウイルス対策、ログ保管など、Webアクセスの際に必要なセキュリティ機能をクラウドサービスで提供するもの。

 同サービスでは従来、IIJがマルウェア対策活動で独自に収集した不正URLのデータベースをもとに、悪性サイトへのアクセスを遮断する「マルウェア防御オプション」を提供してきたが、今回の強化では、IIJのセキュリティサービスから得た膨大なログやイベント情報を集約し、ビッグデータ解析を行う情報分析基盤の分析結果をもとに生成した、独自データベース「IIJ情報分析基盤データベース」を利用できるようにした。

 利用企業は、専用の管理画面で悪性サイトへの通信遮断機能の有効・無効化を設定できる。また、接続先URLやユーザーに関する遮断レポートは日次、月次でダウンロード可能とのこと。

 IIJでは、悪性サイトへのアクセスを遮断する際に2種類のデータベースを参照することで、防御機能のいっそうの強化を図る考え。また、継続してIIJ情報分析基盤データベースの精度向上を図り、悪性サイトが世に出回る前にいち早く遮断することを目指すとしている。

 なお、「独自データベースによる遮断機能」は、IIJセキュアWebゲートウェイサービスの標準機能として提供されるため、同機能を利用しても追加料金は発生しない。IIJセキュアWebゲートウェイサービスの価格は個別見積もりとなっている。