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NTTデータがMu Sigma Japanと業務提携、さまざまな企業へ業務改革コンサルティングを提供

 株式会社NTTデータとMu Sigma Japan株式会社(ミューシグマジャパン、以下Mu Sigma)は16日、業務提携契約を締結したと発表した。これに伴い両社は、データ分析・活用による業務改革支援サービスを企業向けに提供する。

 NTTデータは、通信・ユーティリティーや日系グローバル製造業をはじめとするさまざまな業種の企業に対し、データ分析・活用に関する業務・ITコンサルティング、先進テクノロジー導入まで、一貫したサービスを提供してきた。

 一方のMu Sigmaは、15年以上にわたり、北米・欧州・アジア太平洋APACにおいて、世界的な大手の小売業、製造業や金融業をはじめとする企業へ、データサイエンスを活用した業務改革支援を行ってきた実績を持つ。また、独自の「デシジョンサイエンス」方法論にもとづき、分析課題の抽出から実行に至る体系的なサービスを数多く提供しているとのこと。

 今回NTTデータでは、Mu Sigmaとの提携を通じて、NTTデータが持つデータ分析・活用サービスに、Mu Sigmaが持つ人材・方法論・実績を組み合わせ、日本の企業に対して、スピードと拡張性を備えたデータ分析・活用による業務改革コンサルティングサービスを提供する。Mu Sigmaでは、3500名を超えるデシジョンサイエンティストを有しており、さまざまな業務・データ・分析手法において、迅速なプロジェクトの立ち上げ・遂行と、全社展開を支援できるとのことだ。

 具体的には、Mu Sigma独自の「デシジョンサイエンス」の方法論に基づき、業務課題・分析課題を全社・部門横断で体系化して、分析設計・実施、業務上の意思決定へのデータサイエンスの組み込みを迅速に実行するとした。

 さらに、一般消費財メーカーにおける新商品の需要予測、小売業における店舗別の潜在売上損失の算出など、幅広い業種・業態における高度分析の実行や業務改革のサービス提供が可能としている。

 今後、両社では、2020年度末までに10件以上のサービス提供を目指して活動を進める考えだ。