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パロアルトネットワークス、「AI主導型攻撃」への対応を評価する「Unit 42 Frontier AI Defense」を提供
2026年4月30日 08:00
米Palo Alto Networks(以下、パロアルトネットワークス)は27日、同社の脅威インテリジェンスチーム「Unit 42」が、顧客の防衛体制がフロンティアAIモデルを活用した攻撃に対応できているかを評価・可視化する「Unit 42 Frontier AI Defense」を提供開始したと発表した。
パロアルトネットワークスでは、AnthropicのMythosモデルに代表されるフロンティアAIモデルや、Trusted Access for Cyberプログラムの一環としてOpenAIの最新モデルの初期テストを実施した結果、フロンティアAIモデルは、従来モデルと比較して50%のコーディング効率向上を示す一方で、脆弱性の発見と攻撃への転換をほぼ同時に、自動で行えることが分かったと説明。パロアルトネットワークスの検証では、AIが自ら標的を探し、自律的に横展開(ラテラルムーブメント)する攻撃の存在が実証されたという。
このことから、防御側には露出の把握と修復、露出と被害を減らすための制御の強化、運用体制の更新が求められるとして、Unit 42 Frontier AI Defenseは、Unit 42専門コンサルタントと3つのコアコンポーネントから構成される最新AIテクノロジーを組み合わせた包括的サービスとして、こうした課題に対応するとしている。
Unit 42 Frontier AI Defenseのコアコンポーネントのうち「Frontier AI Exposure Analysis」は、攻撃者がフロンティアAIを「武器化」する前に、実際の攻撃に悪用される可能性が最も高い露出を特定し、検証する。これにより、最も重要な脆弱性と攻撃経路を優先順位付けし、最初に対処すべき露出を修正するための明確なアクションプランを提供する。
「Autonomous Security Blueprint」は、現在の能力をベンチマーク評価し、「マシンスピード」の防御へ移行に必要なロードマップを定義する。これにより、即時の行動のための明確なブループリント(設計図、推奨アーキテクチャ)や、露出を減らして封じ込めを強化し、セキュリティを現代化するための優先順位付けされたロードマップを提供する。
「Agentic Defense Transformation」は、AI主導型攻撃に対して、実際に防御アーキテクチャをアップデートし、人手を介さない即時応答(自律型レスポンス)の能力を実装する。これにより、AIエージェントによる自律的な防御・レスポンス体制を構築する。
なお、日本では昨年からUnit 42の日本チームが本格稼働し、インシデントレスポンスを含む包括的なサービスを提供しているという。