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CTC、コンテナ型仮想化の活用支援サービス「C-Native」を提供

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は1日、コンテナ型仮想化について、導入や移行、有効利用や運用支援などをパッケージ化した活用支援サービス「C-Native」の提供を開始した。

 C-Nativeは、コンテナ型仮想化の技術について、導入や移行、有効利用や運用支援などをパッケージ化したサービス。コンテナの導入にあたって、既存のアプリケーションやシステムの状況のアセスメント、システム環境の設計や構築、既存システムとの連携、運用の設計や継続的な改善などの支援サービスをワンストップで提供する。

 また、社内のシステムと一般的なパブリッククラウドとの連携も行うことで、既存アプリケーションのクラウドネイティブ化も行う。ユーザー企業は、リソースの負荷状況に応じて従量課金のパブリッククラウドを利用して自動拡張の機能を使用することで、社内システムを最小限の構成で済ませることができるため、システムコストの削減にもつなげられる。

 C-Nativeでは、コンテナ管理プラットフォーム「Red Hat OpenShift」を利用する。Red Hat OpenShiftは、コンテナの構成管理や自動化の機能を備えたオープンソースソフトウェアKubernetesをベースに、開発や運用に関する企業向けの機能が追加されている。

 ITインフラには、CTCの独自のクラウドサービス「TechnoCUVIC」に加え、ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)のブレードサーバー「HPE Synergy」、オールフラッシュストレージ「HPE Nimble Storage」を提供。オンプレミス向けのIaaS型環境を構築できる「HPE GreenLake」との組みあわせもサポートする。また、Red Hat OpenShiftは、日本マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」にパッケージ化された「Azure Red Hat OpenShift」でも提供する。

 CTCでは、Red Hat OpenShiftを中心としたレッドハットのパートナープログラム「Red Hat OpenShift Managed Practice Program」に参加しており、今後も、C-Nativeの対応インフラの拡充や、クラウドネイティブのベストプラクティスの蓄積を通じて、顧客サービスのさらなる品質向上に貢献していくと説明。システム運用の業務の効率化や迅速なITサービスの提供を求める顧客に向けてC-Nativeを提供し、3年で20億円の売上を目指すとしている。