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CTC、データ活用プラットフォーム「D-Native」をAWS上で提供するエントリーモデル

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は2日、データ活用プラットフォーム「D-Native」をAmazon Web Services(AWS)上でサービス化した、「D-Native on AWS」を提供開始した。

 CTCでは、ビジネスで得られるデータを活用して、分析結果を経営に役立てる「データドリブン経営」の注目を受け、データの整理や統合などの課題に対応するため、データ活用のためのプラットフォームとしてD-Nativeを提供している。今回、テスト利用やPoC(概念実証)を含めた、小規模での利用ニーズに対応するサービスとして、D-Native on AWSの提供を開始する。

 D-Native on AWSは、データ活用に必要な「収集・整備」「加工・分析・AI開発」「蓄積・処理」「運用・監視」というフェーズに対応した機能を持つプラットフォームのD-Nativeを、AWSを活用した環境構築・運用サポートサービス「CUVIC on AWS」上に構築。契約後、最短2日で用意し、データ活用の支援サービスと併せて提供するソリューション。

 データ活用の支援サービスでは、米Databricksが提供するAI・機械学習のテンプレート集のデータブリックス・ソリューション・アクセラレーターを活用し、社内外のデータ活用で解決したい課題の選定から、利用するデータの特定、可視化や分析の実施などの支援と、ハンズオントレーニングの提供を含めて、顧客のデータ活用の着手をトータルでサポートする。データ活用の効果や実現性の検証に利用でき、検証を通した大規模なシステムの構想策定も支援する。

 D-Native on AWSの価格は月額100万円から。CTCでは、製造業や流通分野など、さまざまなデータを用いて簡単にデータ活用を始めたい顧客に提供し、3年間で40億円の売り上げを目指す。