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HPE、中小・中堅企業向け次世代ストレージソリューション「HPE MSA Gen 6」を発表

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、HPE)は1日、中小・中堅企業向けのエントリーレベルストレージソリューション「HPE Modular Smart Array(MSA)」について、次世代モデルとなる「HPE MSA Gen 6」を発表した。

 HPE MSA Gen6では、データアクセスを高速化するための自動階層化、ダウンタイムの一般的な原因を排除する「MSA Health Checkツール」の機能強化、クラウドバックアップとデータアーカイブを実現する「HPE Cloud Volumes Backup」との統合など、中小・中堅企業のニーズに対応したメリットを提供する。

 パフォーマンスの向上と低レイテンシーでワークロードの効率化を実現するハンズフリーティアリング機能により、HDDのみの構成と比較して2~4倍のパフォーマンスを実現し、少ないSSD構成でも変化するワークロードに対応できる。また、最も重要なデータをリアルタイムで最速のメディアに移動させ、ワークロードのニーズに応じてSSDのパフォーマンスとHDDの容量をより効果的に最大化できる。

 MSA Data Protection Plus(MSA DP+)による新しいレベルのインアレイデータ保護機能は、すべてのドライブでアイドル状態のHDDスペアを排除し、システム全体の効率とパフォーマンスを向上させる。ドライブに障害が発生した場合、MSA DP+はリビルド(再構成)にかかる時間を25倍に高速化し、アレイが劣化した状態や脆弱な状態にある時間を短縮する。

 ダウンタイムの一般的な原因を排除するMSA Health Checkツールについても、機能を強化した。HPEでは、MSA Health Check機能を積極的に活用している顧客の場合、HPE MSAサポートコールの76%が解消されるというデータがあると説明。ツールが既知の問題についてセンサーデータを検索し、ベストプラクティスを踏襲することで、ローカルでの管理にかかる経費の削減、ユーザーエクスペリエンスの向上と可用性の最大化を実現するとしている。

 さらに、オンデマンドバックアップサービスのHPE Cloud Volumes Backupを利用することで、クラウドベースのデータ保護をシンプルかつ低価格に導入でき、他のバックアップ用アプライアンス導入にあたってかかるコストを削減できる。

 HPE MSA Gen 6の価格は133万4000円から。