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SCSK、開発生産性と品質の向上を支援するDevOpsサービス「DevCond.」を提供開始

 SCSK株式会社は31日、ニアショア事業展開におけるリモート開発でのノウハウを生かし、開発生産性と品質の向上を支援するDevOpsサービス「DevCond.(デブコンド)」の提供を開始した。

 DevCond.は、開発生産性と品質の向上を支援するクラウド提供型DevOpsサービス。バージョン管理やレポート、チケット管理、通知などの共通サービスのほか、ビルドやデプロイの手順を自動化する「パイプライン」や、ソースコードの状態で一定のルールに基づき解析を行う「静的解析」などのCI(継続的インテグレーション)サービス、システム更新時にデータベースやアプリケーションのリリース機能を提供する「コンテナレジストリ」「リリース」などのCD(継続的デリバリー)サービスを提供する。

 すでに導入されているシステムや業務フロー、運用ルールを大幅に変更することなくDevOpsサービスを利用でき、クラウド上に構成したDevOps環境を活用することで迅速な導入が可能。開発の進捗状況や品質に関わるさまざまな指標を可視化できるレポートや、各サーバーリソースの状況やエラーログなどが可視化されることで、問題個所の早期発見を実現できる。

 SCSKでは、サービスの導入効果として、同社開発案件における実績では、実装フェーズでの不具合検知が30%改善、実装から結合テストにおける生産性が20%向上、リリース切り替え時間が最短0分まで短縮できたと説明。今後はさらに、システム開発における開発生産性と品質を向上するツールとして役立てられるよう、他の機能を有する製品・サービスとの連携を通じ、運用基盤サービス、コミュニケーション基盤サービスなど、機能強化を予定するとしている。