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日本NCR、国内の金融機関向けに特化したテレビ窓口ソリューション「NCR Interactive Teller Essentials」

 日本NCR株式会社は18日、日本国内の金融機関向けに特化したテレビ窓口ソリューション「NCR Interactive Teller Essentials」を発表した。

 「NCR Interactive Teller Essentials」は、カメラと各種デバイスを通じて、遠隔地の窓口業務担当者と顧客をリアルタイムに接続し、やり取りを可能にするテレビ窓口ソリューション。

キャビンの内部

 センターにいる金融機関担当者とテレビ電話を介することにより各種取引・相談が可能で、現金処理を伴わないほぼすべてのテラー(金融窓口)取引や相談業務を、営業店に人員を配置することなく行えるという。また、新型コロナウイルスをはじめとする感染症対策の観点から要求される、非接触、非対面といった顧客のニーズも満たせるとした。

 さらに、現行の店頭タブレット端末をテレビ窓口の顧客申し込み用端末として利用できるため、資産の有効活用が可能。無線化(モバイル化)による柔軟なレイアウト変更、一時的に必要な場所への設置が容易な点もメリットとのこと。

 なお、キャビンは店舗に合わせて自由にデザインでき、新型キャビンは、プライバシーに配慮しつつ、落ち着いた空間の提供を重視しているという。

 日本NCRは、金融機関において、窓口行員を配置転換することによる収益拡大、人員コストの効率化が見込めるほか、柔軟な人員構成が可能になることから、既存店舗の廃店を回避し、取り扱い業務範囲を維持できるとアピールしている。

 加えて、全取引は映像・音声・ドキュメントで記録されるため、サービス向上、トラブル防止や迅速な解決への対応も可能になるほか、導入後も、音声AI認識・自動翻訳の導入など、顧客のニーズと稼働状況に応じた機能拡張に対応するとのことだ。

キャビンの外観