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Microsoftが8月の月例パッチ公開、悪用確認済みの2件を含む計120件の脆弱性を修正

 日本マイクロソフト株式会社は12日、8月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開した。マイクロソフトではユーザーに対して、できるだけ早期に修正パッチを適用するよう呼びかけている。

 対象となるソフトウェアは、Windows、Microsoft Edge(EdgeHTMLベースおよびChromiumベース)、Internet Explorer(IE)、Office関連のソフトウェア、SharePoint関連のソフトウェア、.NET関連のソフトウェア、Dynamics 365、Visual Studio関連のソフトウェア、SQL Server Management Studio、ChakraCore。

 これらのうち、最大深刻度が4段階で最も高い“緊急”の脆弱性の修正が含まれるソフトウェアは、Windows(Windows 10/8.1、Windows Server 2019/2016/2012 R2/2012)、Microsoft Edge、IE、Office関連のソフトウェア、.NET関連のソフトウェア、ChakraCore。修正パッチに含まれる脆弱性の件数はCVE番号ベースで120件で、うち最大深刻度が“緊急”のものが17件。

 また、修正する脆弱性のうち、IEに関する「スクリプトエンジンのメモリ破損の脆弱性(CVE-2020-1380)」と、Windowsに関する「Windowsのなりすましの脆弱性(CVE-2020-1464)」の2件については、すでに悪用が確認されているとして、早期に修正パッチを適用するよう呼びかけている。