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日本テラデータ、データとアナリティクスの活用によるビジネス成果獲得を推進する戦略拠点「EBC東京」を新設

 日本テラデータ株式会社は5日、顧客が抱えるビジネス課題や、潜在的なビジネスニーズを顕在化させ、その解決方法を明確化することで、データとアナリティクスの活用による顧客のビジネス成果獲得を推進する戦略拠点「エグゼクティブ・ブリーフィング・センター東京(以下、EBC東京)」を、日本テラデータ本社オフィス内に新設したと発表した。

 EBC東京は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、確実に成果を獲得したいとの顧客に対し、各種業界におけるデータとアナリティクスの知見を持つテラデータのコンサルタント、データサイエンティスト、製品やサービスの専門家が、顧客とのディスカッションを通して、ビジネス課題とその解決方法を明確化するための拠点。テラデータのEBCでは、米サンディエゴ、英ロンドンに続く、3カ所目の開設となる。

 ECB東京では、プログラムを顧客のビジネス課題や要望に合わせてカスタマイズしたうえで提供する。また、各プログラムをオンライン環境で実施するVirtual EBCも提供する。

 プログラムとしては、1000を超えるデータとアナリティクスのユースケースのプレゼンテーションとディスカッションを提供。アナリティクス専業ベンダーとしての知見を体系的に整理した1000以上のユースケースを、ビジネスにおけるアナリティクスの活用に精通したコンサルタントが紹介する。ディスカッションの中で、顧客のビジネス課題に適したユースケースを選択し、ビジネス成果獲得までのプロセスを俯瞰することで、確実なプロジェクトの進行を実現する。

 また、分析エコシステム構築に関するプレゼンテーションとディスカッションのプログラムも提供。ビジネス成果獲得のために、最も確実で効果的な分析エコシステム(データの収集、蓄積、分析、活用などデータ・アナリティクスに関するシステム全体)のあるべき姿について、大規模データ・アナリティクス環境の設計・構築実績を持つエコシステムアーキテクトが紹介する。

 主力製品であるデータ・アナリティクス基盤ソフトウェア「Teradata Vantage」 や、データ環境やアナリティクス環境を運用するコンサルティングサービスなどデータと、アナティクスから価値を獲得するための各種ソリューションを合わせて提案する。

 さらに、国立大学法人東京大学 大学院工学系研究科 システム創成学専攻所属 大澤研究室協力のもと、データを活用したイノベーション創発メソッドを学べるアカデミックプログラムを提供する。大澤幸生教授が考案した、データからチャンスの創発を支援するワークショップ手法(IMDJ: Innovation Marketplace Data Jacket)と、テラデータのユースケースを掛け合わせたワークショップにより、データから新たなビジネス価値を得る実践的な手法とその活用方法を理解できるようにする。