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調達業務をクラウドで一元化――、凸版印刷が企業間調達支援プラットフォーム「SDNECT」を提供

 凸版印刷株式会社は5日、メーカーとサプライヤーとの間で行われる調達業務をクラウドで一元化できる、企業間調達支援プラットフォーム「SDNECT(Supply and Demand conNECT)」を発表した。

 従来の企業間取引(EDI)は、電子取引の仕組みの色合いが強く、注文と同時に発生する詳細な調整や例外処理の業務は、電話やFAXなどを併用して行っているという。これに対して「SDNECT」では、注文を伝えると同時に双方向コミュニケーションを簡単に行えるようにしている点が特長とのこと。

 具体的には、従来は帳票・FAXでやり取りされていた、企業間取引において必要な注文情報をデジタル化して管理できる「Digitalization機能」、電話やFAX、メールで行われていた調整業務などをチャットに置き換え、調達データと連携したシームレスなやり取りを実現する「Communication機能」、調達に関するデータを可視化し、BIツールを用いたデータ分析を可能にする「Analysis機能」の3つを提供する。

 価格は、基本料金が、導入メーカーのサプライヤー1社あたり月額2万円から、凸版印刷では、製造業中心にさまざまな企業に対して拡販し、2021年度までに、関連事業含めて約150億円の売上を目指す。