ニュース

デル テクノロジーズ、エッジコンピューティング用サーバーの新製品「Dell EMC PowerEdge XE2420」を発表

 デル株式会社とEMCジャパン株式会社(以下、デル テクノロジーズ)は29日、エッジコンピューティング用サーバーの新製品「Dell EMC PowerEdge XE2420」と、サーバー管理テクノロジーにテレメトリーデータストリーミング機能を追加する「Dell EMC iDRAC9 Datacenter」ライセンスを発表した。

 Dell EMC PowerEdge XE2420は、配置が難しくスペースが限られる、エッジ環境に典型的な運用環境向けにデザインされたコンパクトな2ソケットサーバー。5Gの展開に不可欠なエッジネットワークを構築する通信業界の企業などに必要とされる、パフォーマンス、可用性、セキュリティーを提供する。

 最大4つのアクセラレーターと、サーバーあたり92TBの内蔵ストレージを追加でき、ビジネスアプリケーションおよびアナリティクスの高い要求に対応。また、NEBS(Network Equipment-Building System)に認定されるとともに、動作温度に対して高い許容度を備え、オプションで防塵フィルターベゼルを利用できるなど、厳しい環境での運用を念頭にデザインされている。フロントアクセス式の入出力と電源により、フィールドでのメンテナンスも簡単に行える。

Dell EMC PowerEdge XE2420

 Dell EMC iDRAC 9 Datacenterライセンスは、エッジオペレーションの解析に不可欠なテレメトリーデータ配信機能をすべてのDell EMC PowerEdgeサーバーに提供するなど、サーバー内蔵管理テクノロジー「Dell Remote Access Controller」に新たな機能を追加する。

 Dell EMC iDRAC 9 Datacenterを利用することで、企業はエッジ環境の展開、セキュリティー確保、運用の要件を満たすことができる。また、リモートからのサーバー展開に優れており、マニュアル作業をする場合と比べて、初期設定後の管理者による管理時間をサーバーあたり最大99.1%軽減できると説明。さらに、ストリーミングテレメトリー機能により、インフラ運用におけるトレンドの発見、オペレーションの微調整、予測分析を行うことができ、ピークパフォーマンスを確保しながらダウンタイムを減らし、リスクを軽減できるとしている。

 製品の価格(税別)は、Dell EMC PowerEdge XE2420が140万1775円から、Dell EMC iDRAC9 Datacenterが9万4000円から。提供開始は両製品とも7月1日。