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ソニービジネスソリューション、IoTブロック「MESH」の対応端末を広げる「MESHブリッジ」

Windows版「MESHアプリ」もアップデート

 ソニービジネスソリューション株式会社は23日、IoTブロック「MESH」の対応端末を拡張する周辺機器「MESHブリッジ」を発表した。価格は4980円(税別)で、6月25日より提供を開始する。また6月25日には、Windows版「MESHアプリ」のアップデートも実施するとのこと。

 「MESH」は、ブロック形状のワイヤレスIoTセンサー「MESHブロック」(7種類)と、ビジネスフロー作成アプリ「MESHアプリ」から構成されるIoTソリューション。「MESHブロック」では、スイッチとして使える「ボタン」、光って通知する「LED」、人感センサーの「人感」、明度センサーの「明るさ」など7種類が提供され、MESHアプリによってこれらを利用したさまざまなアプリケーションを作成できるという。

 今回発表された「MESHブリッジ」は、MESHブロックとWindows端末を接続する専用の中継器で、これまで「MESH」が対応していなかったWindows 10 Creators Update(1703)よりも前のバージョンを搭載したWindows 10やWindows 8.1の端末、Bluetoothを搭載していないWindows端末などにUSB接続することで、各端末上での操作が可能になるという。

 またMESHブリッジを利用すると、MESHブロックと端末とのペアリングがより容易になるとのこと。従来はMESHブロックを接続する端末ごとにペアリングが必要だったが、MESHブリッジにペアリング情報が保存されるため、使用する端末を変更した場合でも同じMESHブリッジを利用すれば、ブロックとの再ペアリングは不要になるとのことだ。なおMESHブリッジでは、MESHブロック10個まで接続できる。

MESHブリッジ

 一方、MESHアプリの新版「バージョン1.14」では、「MESH」で計測したデータをテキストファイルとしてPCやタブレットなどの端末に記録できる「ファイルブロック」機能を追加。インターネットにつながっていない端末内にもデータとして保存し、テキストエディタなどで確認できる。

 また、作成したレシピ(MESHの使い方)を端末上にファイルとして書き出したり、あらかじめ書き出されたレシピファイルをアプリから読み込んだりすることも可能になった。レシピファイルは端末同士での共有も可能で、教育現場や研修現場などにおいて、事前に作成したレシピを受講者の端末に配布するなどの活用が可能となっている。

 このほか、ブロックのコネクタに市販のモーターやセンサーをつなぎ、「MESH」の活用範囲を広げる「GPIOブロック」では、「アナログ入力を確認する」「デジタル入力を確認する」を追加しており、一定の間隔でセンサーの値を読み取りデータに記録するなどの活用を可能にした。