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富士通とPalantir、Palantir Japanが戦略的提携 さまざまな企業でのDX推進を支援

 富士通株式会社と米Palantir Technologies(以下、Palantir)、Palantir Technologies Japan株式会社(以下、Palantir Japan)は、日本市場におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)分野の強化に向け、戦略的協業の締結に合意したと発表した。

 Palantirは、ビッグデータ解析プラットフォームを展開するベンチャー企業。またPalantir Japanは、2019年11月に、PalantirとSOMPOホールディングスによって共同で設立され、Palantir製品の販売などを手掛けてきた。

 今回の戦略的協業によって、富士通は、Palantir Japanの日本における唯一のFlagship Technology Partnerとなったほか、Palantirに5000万ドルの出資を実施。パートナーシップへのコミットメントを強固にするとともに、急速に成長するビッグデータ分析市場におけるプレゼンスを高めるという。

 3社は今後、これまで培ってきた技術とノウハウを生かして、さまざまな業種の企業に対してDXを推進していく考えで、具体的には、Palantirのプラットフォームとこれまでの実績に、富士通のICTに関する技術・実績を融合し、顧客企業の経営課題の解決を支援するとのこと。

 また富士通自身が、Palantirの技術を自身のDXのコアに位置付け、社内実践を推進する計画。さらには、将来的にスマートシティや防災・減災などの社会課題に取り組むことで、SDGsへの貢献を実現するデータプラットフォームサービスを創出するとしている。