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アフラックがセールスフォースの「FSC」導入、きめの細かいサービス提供に向けてサービス基盤を整備

 株式会社セールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース)は8日、アフラック生命保険株式会社(以下、アフラック)が、顧客とのエンゲージメント強化を目的として、保険業界向けに機能拡張された「Financial Services Cloud(FSC)」を導入開始したと発表した。なお、アフラックにおけるFSCの導入は、国内生保業界において初の事例になるという。

 アフラックでは将来的なデジタルトランスフォーメーション(DX)を見据え、2016年よりSalesforceのテクノロジーを活用して、コールセンターや契約者専用サイトなどを統合したコミュニケーションプラットフォームを構築してきた。

 その一方で、代理店が顧客のさまざまなニーズに対してきめ細かく対応できるサービス基盤の構築を目指しており、顧客、案件、見込み顧客に関するあらゆる情報をまとめて管理できる金融機関向けソリューションの「FSC」を新たに採用。この基盤と既存のシステムを連動させることにより、顧客と代理店、アフラックの3者間で、より一体化した質の高いサービスの提供を目指すとのことだ。

 すでに、一部の代理店向けにリリースされており、今後は継続的な機能拡張とあわせて、導入を順次拡大するとしている。

 さらにアフラックでは、セールスフォースのデータ分析プラットフォーム「Tableau」、他システムへの移行や統合を加速化するツール「MuleSoft」の採用を決定しているほか、今後も最新のデジタルテクノロジーを活用して積極的にDXを推進する考えだ。