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NEC、ページプリンター「MultiWriter」の官公庁や企業、教育機関向けA3カラーモデル2機種を発表
2020年6月3日 13:10
日本電気株式会社(以下、NEC)は3日、官公庁や企業、教育機関向けに、ページプリンター「MultiWriterシリーズ」のラインアップを強化し、販売を開始した。
新製品は、A3カラーモデル「Color MultiWriter 9560C」「Color MultiWriter 9160C」の2機種。希望小売価格(税別)は、Color MultiWriter 9560Cが28万8000円、Color MultiWriter 9160Cが25万円。出荷開始予定日は6月17日。
個人情報や機密情報を扱う基幹系ネットワークと、通常業務を行うOA系ネットワークなど、官公庁や企業のセキュリティ強化に求められるネットワークの複数系統化に対応し、2系統の有線LANと無線LANの最大3系統を同時に使用可能。また、オプションのICカードリーダーや認証アダプターの利用により、プリントジョブサーバーや認証サーバーが不要なサーバーレス認証印刷ができる(Color MultiWriter 9560Cのみ対応)。
基本性能の強化点としては、従来製品と比べてトナー容量を約3倍、スタータートナー容量を約2倍に増やすとともに、使用目的に合わせてトナー削減量を1%刻みで設定できるトナー節約機能により、トナー使用量の細かい調整を可能にした。また、細線や写真画質を自動で補正する自動補正機能を追加し、印刷画質も向上させるとともに、印刷速度は最大毎分35ページと、従来比で約9%向上させた。
これらにより、医療・教育機関などにおいて写真を用いた告知物や配付資料、生徒の作品など、見やすさが重視される印刷物を高速かつ高画質に印刷できるとしている。
NECでは、3年間で1万5000台(2機種合計)の販売を目標とする。