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KDDI、EMMサービスを「KDDI EMM powered by VMware Workspace ONE」としてリニューアル ユーザー管理・認証機能を追加

 KDDI株式会社は1日、エンタープライズモバイル管理(EMM)サービス「KDDI EMM powered by VMware AirWatch」のサービス名称を、同日付けで「KDDI EMM powered by VMware Workspace ONE」へ変更すると発表した。従来のEMM機能に、ユーザー管理・認証機能「Workspace ONE Access」を追加して提供するという。

 KDDI EMM powered by VMware AirWatchは、モバイルデバイスやモバイルアプリケーション、モバイルコンテンツなどを総合的に管理できるEMMサービス。

 今回、名称変更に伴って追加されるWorkspace ONE Accessは、管理者がユーザーアカウントやデバイスに対して、多要素認証などのさまざまなポリシーを設定できる機能で、デバイスやアプリケーション、サービス、メールなどに対するセキュリティポリシーを管理者が一元的に制御できるという。

 これを利用すると、管理者は業務サービスごとにユーザーIDの登録作業を行う必要がなくなるため、ユーザーIDの運用管理工数が削減される。一方でデバイスの利用者は、単一のポータルからアプリケーションやサービスをシングルサインオン(SSO)で利用できるようになるため、スマートフォンやタブレット、PCなどのデバイス活用の利便性が向上するとのこと。

 また機密性の高い情報を扱うデバイスの利用者に対しては、管理者がワンタイムパスワードなどの多要素認証や、デバイスの状態に応じたアクセス条件を設定可能で、以前から提供されているデバイス紛失時のデバイスロックとあわせて、セキュリティを強化できるとしている。

 なお、Workspace ONE Accessが追加されても料金に変更はなく、「スタンダード」プランの場合は、デバイスあたり月額420円(税別)、あるいはユーザーあたり月額720円(税別、5デバイスまで)。