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兼松エレクトロニクスとエクイニクス、ハイブリッドクラウド領域で戦略的パートナーシップを強化

オンプレミスVMware製品環境と複数クラウド連携で構成したデモ環境を構築

 兼松エレクトロニクス株式会社(以下、KEL)とエクイニクス・ジャパン株式会社(以下、エクイニクス)は28日、ハイブリッドクラウド領域でのビジネス拡大に向けて、戦略的パートナーシップを強化すると発表した。

 パートナーシップの強化により、エクイニクスがグローバルに展開する「International Business Exchange(IBX)データセンター」と、KELが東京と大阪の2拠点に常設している「KEL Briefing Center」を物理的および仮想的に接続し、オンプレミスVMware製品環境から複数のパブリッククラウドへシームレスに連携するデモ環境を構築。システム基盤の更改やハイブリッド/マルチクラウドの活用を検討する顧客が、最先端の技術を体験できる環境を整備した。

 KELでは、エクイニクスのIBXデータセンターと直接接続されることで、KEL Briefing Centerの利用者は、各種クラウドサービスへのダイレクト接続が可能なEquinix Cloud Exchange Fabric(ECX Fabric)などを活用し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を見据えた次世代ITプラットフォームの体験と検証が可能になるとしている。

 また、今後は、ハイブリッドクラウドVMware vSphereソリューションや、バックアップ/BCP対策、ハイブリッドクラウドヘルスモニタリング、SD-WANネットワーク経路最適化、マルチクラウドプラットフォーム、ハイブリッドクラウドエンドポイントセキュリティなどの、各種ハイブリッド/マルチクラウドソリューションの提供を予定する。

 KELでは、ハイブリッド/マルチクラウドのニーズ活用を検討する顧客に展開し、ハイブリッド/マルチクラウド関連ビジネスに関して、2020年から2022年末までの累計で導入社数60社、30億円のビジネス規模に拡大することを目標とする。また、将来的にはこのデモ環境を拡充して対応領域の拡大を図るとともに、顧客における活用事例を蓄積していくことで、KEL Briefing Centerでの新たなセッションへの展開を図っていくとしている。