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ウイングアーク1st、業務自動化ツール「DEJIREN」を販売開始

 ウイングアーク1st株式会社は15日、異なるシステムやクラウドサービスを連携・接続し、業務を自動化できるコミュニケーションツール「DEJIREN(デジレン)」の販売を開始した。

 DEJIRENは、直感的なUIによる簡単な操作により、異なるシステムやサービスをノンプログラミングで接続・連携させ、やりとりされるデータを介してさまざまな業務の自動化を可能にするツール。企業の業務システムや外部のクラウドサービスの連携により、蓄積・流通するデータを組み合わせることで、スケジュールの遅延、設備異常、在庫の不足などをボットに通知させるといったアクションの実行が可能で、これらの情報を元に、個人やチームは状況判断を行い、業務をスムーズに完結させられるとしている。

 ユーザーとコミュニケーションを行うボットにより、システムと人とのインタラクティブなコミュニケーションを可能にする。また、ノンプログラミングで業務フローを自動化できるアクションフローにより、異なるシステム、サービスを連携、接続し業務を自動化。ノンプログラミングで直感的なUIにより、専門的な知識なしで業務の自動化を推進できる。

 さらに、APIを使ってシステムやサービスと連携するコネクターとして、ウイングアーク1stの情報活用ダッシュボード「MotionBoard」および文書データ活用ソリューション「SPA」のコネクターが用意されており、簡易に連携が可能。MotionBoardの接続データソースは100以上となり、接続先のデータソースから分析された情報を元にグラフや地図・レポートに変換できる。また、SPAは、紙のようなアナログデータもAI-OCRでデジタルに変換し、デジタル文書の保管連携が可能となる。

 DEJIRENの価格は、初期費用が10万円、基本ライセンスが月額7000円(10ユーザー)で年間契約となる。クライアント対応OSはiOSおよびWindows。

DEJIRENアプリ画面(スマートフォン)。必要な情報を問い合わせると自動的にデータを取得、通知される
アクションフローの設計画面。自動化の処理設定は、コネクターと条件分岐、アクションのパーツを配置するだけのコーディングレスでシステム連携が可能