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Microsoftが4月の月例パッチ公開、悪用確認済みの3件を含む113件の脆弱性を修正

 日本マイクロソフト株式会社は15日、4月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開した。マイクロソフトではユーザーに対して、できるだけ早期に修正パッチを適用するよう呼びかけている。

 対象となるソフトウェアは、Windows、Internet Explorer(IE)、Office関連のソフトウェア、SharePoint関連のソフトウェア、Dynamics関連のソフトウェア、Visual Studio、ChakraCore、Windows Defender関連のソフトウェア。

 これらのうち、最大深刻度が4段階で最も高い“緊急”の脆弱性の修正が含まれるソフトウェアは、Windows(Windows 10/8.1、Windows Server 2019/2016/2012 R2/2012)、IE、SharePoint関連のソフトウェア、Dynamics関連のソフトウェア、ChakraCore。修正パッチに含まれる脆弱性の件数はCVE番号ベースで113件で、うち最大深刻度が“緊急”のものが18件。

 修正した脆弱性のうち、Adobeフォントライブラリに関する脆弱性「CVE-2020-1020」および「CVE-2020-0938」、IEに関する「CVE-2020-0968」については、すでに悪用が確認されているという。また、OneDriveに関する「CVE-2020-0935」については、すでに脆弱性の情報が公開されていた。