プライム・ストラテジー、ウェブシステムの高速化を実現する「WEXAL Reverse Proxy Limited Edition」提供開始

　プライム・ストラテジー株式会社は14日、ウェブシステムのための高速化エンジン「WEXAL Page Speed Technology（以下、PST）」を、KUSANAGIのマイグレーション不要で適用する「WEXAL Reverse Proxy Limited Edition（以下、WEXALリバプロ版）」の提供を開始した。

　PSTは、高速CMS実行環境の「KUSANAGI」上に導入することで、ウェブページの表示高速化を実現するエンジン。適用対象となるWebシステムのソースコードの改変は不要で、専用管理画面の「WEXAL Manager」から、有効無効を瞬時に切り替えることもできる。

　従来、PSTを導入するには、オリジナルのシステムをKUSANAGI Premium Editionにマイグレーションする必要があり、マイグレーションに伴ってDNSの変更も必要となっていたため、マイグレーションがPST導入の障壁となっていたという。

　WEXAL リバプロ版は、マイグレーション不要でPSTを導入でき、ウェブサーバーの前段に設置することで、PSTを対象サイトに適用するリバースプロキシ専用インスタンス。Microsoft Azure Marketplaceにおいて、「WEXAL for Microsoft Azure Reverse Proxy Limited Edition」として提供する。

　オリジナルのサーバーやアプリケーションに手を加えることなく、DNS設定の変更のみでウェブ表示の高速化を実現できる。対象となるオリジナルのシステムのアプリケーションはWordPress以外も適用可能で、サーバー、OSとしてKUSANAGIを利用する必要もない。

　必要な設定は専用のセットアップ画面ですべて行うことが可能。WEXAL リバプロ版専用のセットアップ画面で、オリジナルのウェブシステムのIPアドレスなどを設定することで、プロビジョンからPSTの初期設定までが完了する。初期設定後は、PST専用管理画面「WEXAL PST Manager」からPSTの設定を行えるため、管理画面ですべての設定を完結できる。

　運用開始後の設定変更のために、WEXAL PST Managerにはリバースプロキシ用設定画面が追加され、PSTの適用を検証環境での検証を行った後に公開環境へ切り替えるという運用も可能となる。

　また、プライム・ストラテジーでは、WEXAL リバプロ版の導入とリバースプロキシサーバーの運用を行うサービス「WEXAL Reverse Proxy マネージドサービス」の提供も開始した。