アイレット、Sumo LogicのSaaS型SIEMでPCI DSS対応を実現　日々の運用管理業務も効率化

　Sumo Logicジャパン株式会社（以下、Sumo Logic）とアイレット株式会社は13日、アイレットが、Sumo LogicのSaaS型SIEM（Security Information and Event Management）ソリューションを導入したと発表した。アイレットはこれにより、ログ管理の一元化によるシステムの最適化、ならびにPCI DSSへの対応と、それによるコンプライアンスの強化を実現したという。

　アイレットでは、クラウドの構築から監視・運用までのフルマネージドサービス「cloudpack」を提供しており、その中でログ管理ツールを活用している。しかし従来のツールはPCI DSSに対応しておらず、またログ保管期間が短いなどの課題があったため、複数のツールを組み合わせて運用せざるを得ず、システムの複雑化と運用効率の低下を招いていたという。

　そこで同社では、PCI DSSへの対応に必要な機能が備わっていることに加えて、あらかじめ用意されたPCI DSSのためのテンプレートが豊富であること、無料認定トレーニングの提供など、サポートが充実していることなどを評価して、Sumo Logicが提供するSaaS型SIEMソリューションを導入した。

　これにより、ログ管理をSumo Logicに一元化でき、システムの最適化とPCI DSSの対応によるコンプライアンスの強化を実現。さらに、Sumo Logicのダッシュボードを1つの画面に統合でき、日々の運用管理業務への効率化も達成した。

　アイレットによれば、コストが従来のクラウド製品の1/4以下になったほか、本稼働まで、実質わずか1日足らずという短期間で導入できたとのことで、運用負荷を軽減するとともに、大幅なコスト削減を実現している。