クボタが米Microsoftと提携、ITインフラや基幹システムをAzureへ移行

　株式会社クボタと米Microsoftは17日、クボタのデジタルトランスフォーメーション（DX）の推進に向け、複数年にわたる戦略的提携を行うと発表した。クボタではこの提携を通して、ITインフラやSAPなどの基幹システムを、Microsoft Azureを基盤とするクラウドに移行。イノベーションを加速するとともに、ソリューション提供型のビジネスへの移行を目指すとしている。

　クボタでは、Microsoft Azureのクラウドを標準基盤として重要な基幹システムを統合することで、業務を合理化するとともに、グローバルで統合されたデータ活用を加速できるようになるとのこと。

　また同社は、イノベーションの創出を目的に、Microsoftと「AI Machine Learning Labプロジェクト」を立ち上げることも発表された。このプロジェクトでは、AIソリューションを開発する新たな技術者の育成や社内の業務革新、食料・水・環境分野における新サービスの構築を目指すとしており、Microsoftでは、Azure Machine Learningで提供する知識と先端技術を活用し、クボタのAIへの取り組みを支援する考えだ。