Nutanix、シンプルなバックアップ環境を実現する「Nutanix Mine」の国内提供を開始

　米Nutanixは12日、バックアップベンダーと開発した統合型ストレージソリューション「Nutanix Mine」の国内提供開始を発表した。まず、「Nutanix Mine with HYCU」および「Nutanix Mine with Veeam」を提供し、今後はそのほかのバックアップベンダーとの統合ソリューションを展開していく予定。

　Nutanix Mineは、プライベートクラウド環境において、プライマリストレージとセカンダリストレージの統合運用を可能にするプラットフォーム。バックアップベンダーのVeeam Software、HYCUとのネイティブ統合を実現しており、あらかじめバックアップソフトウェアが組み込まれ、バックアップ用に最適化されて提供される。このため企業は単一の管理コンソールを通じて、HCI環境とバックアップの運用が可能になるという。

　また導入環境の合理化に加えて、継続的な管理、スケーリング、トラブルシューティングなど、データバックアップ運用のライフサイクル全体をシンプルにすることが可能とのこと。

　なお、国内向けに小規模向け、中規模向け、スケールアウトシステムの3タイプが展開される。

　例えば、2Uサイズのハードウェアを利用する小規模向け製品では、ノードあたり1.92TB SSD×1と12TB HDD×2を搭載し、合計では70～100TBの容量を利用できるとのこと。価格は1038万3000円（税別）からで、バックアップベンダーのソフトウェアは別途必要になる。