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エプソン、タブレットの給電と通信が可能なUSBポート搭載のレシートプリンター「TM-m30II-H」

「TM-m30II-H」(ブラック)
「TM-m30II-H」(ホワイト)

 エプソンは4日、レシートプリンター「TM-m30シリーズ」の高機能モデルとして、タブレットの給電と通信が可能なUSBポートを搭載した「TM-m30II-H」を5月中旬に発売すると発表した。価格はオープン。

 TM-m30II-Hでは、新たにタブレット給電が可能なUSB Type A(最大2.1A)を1ポート搭載。周辺機器接続が可能なUSB Type A(0.5A)は3ポートに増強し、従来機(TM-m30)で使用しているアプリケーションや周辺機器をそのまま継続して利用できる。

 印刷スピードは、従来機の最大毎秒200mmから最大毎秒250mmへ高速化。また、新たに用紙切れを知らせるニアエンドセンサーを搭載した。

 スプーラーや子機制御機能を持ち、プリンターコントローラーとしても利用が可能。これにより、複数のタブレットからの印刷指示に対して、出力完了を待つことなく業務を続けることが可能になる。また、エラーになってしまったプリンターを迂回して、ネットワーク上の他のプリンターに印刷指示をかけられる迂回機能も実装している。

 飲食店などでのキッチンプリンターに必要な防滴性能(IPX2)に加え、防虫のための設計を考慮。文字コードについてはUTF-8に対応し、中国語・韓国語などの免税書類などにも利用できる。さらに、Shift_JIS-2004にも対応し、JIS第3・第4水準漢字も印字可能となっている。

 エプソンでは、今後1年間にTM-m30シリーズで合計約5万台の販売を目標とする。