NTTテクノクロス、ブロックチェーンビジネスの検証を支援するサービス「ContractGate PoC Service」

　NTTテクノクロス株式会社は4日、ブロックチェーン関連ソリューション「ContractGateシリーズ」において、ブロックチェーンを活用したビジネスを検証できるプラットフォーム「ContractGate PoC Service」を発表した。3月6日より提供を開始する。

　ContractGate PoC Serviceは、ブロックチェーンの検証に必要な環境を、短期でも利用可能なオールインワンプラットフォームサービスとして提供するもの。クラウド環境上に、ブロックチェーンの動作を可視化するツール「ContractGate/Monitor」や、ブロックチェーンの耐改ざん性／トレーサビリティを生かして電子チケット取引を管理するツール「ContractGate/Pass」をインストールし、セットで提供する。

　これにより利用企業は、実証実験のために検証環境を一から構築する必要がなくなるため、短期間でも、低コストでブロックチェーンを活用したビジネス検証を行えるという。また、ブロックチェーンを用いたビジネスの開発から評価検証までをNTTテクノクロスがサポートするので、利用企業は簡単にブロックチェーンビジネスの検討に取り組めるとした。

　なお提供されるアプリケーションのうち、ContractGate/Monitorでは、ブロックチェーンのブロックが生成され、情報が管理されている状況などをリアルタイムに分かりやすくグラフや図で表示できる。このように、ブロックチェーンを活用したサービスの運用状態を「見える化」すれば、検証成果の説明などに、効果的に利用できるとのこと。

　一方のContractGate/Passでは、ブロックチェーンで管理しているチケット情報をQRコードに変換してスマートフォンで表示するとともに、チケット利用者本人の照合を行える。ブロックチェーンの耐改ざん性やトレーサビリティを生かし、チケット売買などの流通の管理や、利用者同士によるチケットの正当な譲渡を行えることから、NTTテクノクロスでは、新たなビジネスの可能性につなげられるとその価値を説明している。なお同サービスは、NTTテクノクロスがContractGate PoC Serviceと同時に提供を開始する。

　ContractGate PoC Serviceの価格は、一式で500万円（税別）から。利用は2カ月間から可能となる。