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NECのネットワーク運用製品「Traffic Management Solution」、VMwareのNFV向け認定を取得

 日本電気株式会社(以下、NEC)は23日、通信トラフィックを高度に制御することで、利用者の体感品質向上や通信事業者の効率的なネットワーク運用を実現するソリューション「Traffic Management Solution(TMS)」が、VMwareより「VMware Ready for NFV」認定を取得したと発表した。

 「TMS」は、ネットワークの特性やトラフィック状況に応じて最適な通信パラメータを適用する機能、パケットロスによる再送を制御する機能などにより、利用者の体感品質向上や通信事業者の効率的なネットワーク運用を実現するソフトウェア。

 一方、同製品が今回取得した「VMware Ready for NFV」認定は、両社ソフトウェアの組み合わせを、詳細な評価を通して動作性を確認するもので、認定された情報はVMware Solution Exchange(VSX)にて公開される。

 NECでは、VMwareの仮想化環境における「TMS」の運用動作が、詳細な検証により確認されたため、安心して仮想環境への導入を進められるようになるとアピール。またスケジュール面では、サービス開始に向けての期間を短縮し、計画通りのTMS導入とサービス開始が実現できるメリットを提供するとした。

 さらに導入前の段階においても、導入検討に必要な諸条件がVSX上で公開されているため、意思決定プロセスの効率化を図れるとのことだ。

 NECでは今回の認定により、多様な市場ニーズに応じて、通信事業者が迅速に新規サービスを立ち上げられるようになると説明。通信事業者への「TMS」の導入を促進し、体感品質の向上や効率的なネットワーク運用に貢献するとしている。