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ユニリタ、クラウド型サービスデスク「LMIS」でITサービスの構成情報を自動収集するオプションを提供

 株式会社ユニリタは16日、クラウド型サービスマネジメントプラットフォーム「LMIS(エルミス)」において、ITサービスの構成情報を自動的に収集するオプションサービス「LMIS/Automatic CI Collector」の提供を開始した。

 LMISは、顧客からの問い合わせに対応するサービスデスク業務を中心として、IT部門向けのサービス構成管理機能やシステム運用の自動化機能などを提供するサービスマネジメントプラットフォーム。

 LMIS/Automatic CI Collectorは、サービスの提供に必要なハードウェアやソフトウェアなどの構成情報を正確に管理する「構成管理」を実現するサービス。サーバーの情報や導入されているソフトウェア情報を自動的に収集し、LMISの構成管理情報と常時同期させることで、いつでも最新で手間のかからない構成管理を実現できる。

 収集対象となるサーバーに新たにエージェントソフトを導入する必要はなく、サーバー構成を変更せずに情報の取得が可能。また、サーバー上にはドライバーやユーティリティなどのソフトウェアが導入されており、単純に同期を行うと管理対象外のソフトウェア情報も取り込んでしまって構成情報が分かりづらくなるが、ソフトウェア辞書を利用することでソフトウェアの種別によって取り込みを制限し、ソフトウェア名の揺らぎを解決して構成情報を整理できる。

 更新された構成情報の差分は自動的に記録され、レポートで確認できる。収集された情報はLMISに同期され、ハードウェアとソフトウェアの関連だけではなく、LMIS上の契約情報やインシデント/変更/リリースなどのプロセス情報ともひも付けて、サービスに関する情報を一元的に管理できる。

 LMIS/Automatic CI Collectorには、株式会社フィックスポイントが提供する構成情報収集サービス「Kompira cloud Sonar」を採用。ユニリタでは、顧客がサービスマネジメントの成果を出せるよう、フィックスポイントに代表されるサービスを活用しつつ、プロセス改善・構築・定着・分析・改善までをワンストップで支援していくとしている。