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キヤノンITSとヒューマンリソシア、超高速開発環境「Web Performer」の技術者育成支援で協業

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)とヒューマンリソシア株式会社は28日、エンタープライズアプリケーション開発分野のIT技術者不足を解消するため、グローバルIT人材を活用した取り組みを行うべく、協業を開始すると発表した。

 キヤノンITSでは、あらゆる産業においてデジタルトランスフォーメーション実現に向けた取り組みが進められる一方、労働人口減少やスキルシフト対応の遅れなどによるIT技術者の不足は深刻化していると説明。こうした状況に対応するべく、世界中からIT技術者を採用し、人材派遣を行っているヒューマンリソシアと、技術者の育成とグローバル人材活用において協業するとしている。

 協業では、ヒューマンリソシアが正社員雇用するグローバルIT技術者に、キヤノンITSの超高速/ローコード開発プラットフォーム「Web Performer」の技術スキルを養成。これにより、Web Performerの開発プロジェクトにおいて技術者を必要としている国内企業に対して、スキルを習得したIT技術者をタイムリーに派遣し、開発プロジェクトをサポートする体制を構築する。

 両社は、超高速開発プラットフォームによる開発と、それを支えるIT技術者のタイムリーな供給により、開発プロジェクトにおけるIT技術者不足の解消ならびにグローバル化を推進していくとしている。

 キヤノンITSでは、今後もWeb Performerの機能を継続して拡張することで、超高速開発プラットフォームによる開発の市場拡大を図っていくと説明。2022年までに50億円(導入支援、システム開発を含む)の売上を目指し、今後も市場の動向やビジネスの変化に対応した機能を追加していく予定としている。