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パロアルトネットワークス、セキュリティマネジメントフレームワークの導入支援サービスを提供

 パロアルトネットワークス株式会社は27日、サイバー攻撃から経営を守るための独自開発のセキュリティマネジメントフレームワークの導入支援サービス「SMOイネーブルメントサービス」を2019年12月より提供開始すると発表した。

 パロアルトネットワークスでは、多くの企業がサイバーセキュリティや法規制の観点でのリスク評価や対策が遅れているという課題に対して、ビジネスの計画段階からサイバーセキュリティを一気通貫で適応するセキュリティマネジメントフレームワーク「SMO(Security Management Office)」を開発。SMOの導入を含めて、経営視点でのセキュリティ強化を支援する「SMOイネーブルメントサービス」の提供を開始する。

 セキュリティマネジメントフレームワークのSMOは、サイバーセキュリティ戦略やグランドデザインの策定、SMOに基づく組織や活動、運用サポートの基盤となるBi-Modalセキュリティインフラストラクチャーの構築などで構成される。SMOイネーブルメントサービスは、SMOの導入を経営層と実務層の両面において支援する。

 SMOを導入する企業は、組織内のセキュリティのサイロ化を解消し、法的・技術的な観点でのビジネスリスクが考慮されたセキュリティマネジメントを実践することで、ビジネスリスクマネジメントとビジネスイネーブルメントを両立できるようになるとしている。

 組織に向けての支援サービスとしては、法的観点を含めてSMOの取り組みの重要性に関して経営層へのレクチャーや、サイバーセキュリティに関する弱点や課題の洗い出しや予想される損害の評価、意思決定層と共同でのSMO導入のための上位戦略と取り組みの全体計画の策定、SMOの組織および活動内容に関する設計などを提供する。

 また、導入に向けての支援サービスとしては、SMOの活動を支援する仕組みの構築および導入に向けたテクノロジー設計、SMOの活動の基盤となるパロアルトネットワークスのセキュリティテクノロジーの構築と導入、SMOの継続的運営、有事の際の的確な判断と対応の支援、セキュリティ運用の仕組みの安定化と定着、継続的改善への支援などを提供する。