ニュース

JCV、顔認証による入退室管理ソリューションを「JCV Total Building Access Solution」を提供開始

 日本コンピュータビジョン株式会社(以下、JCV)は22日、顔認証でよりセキュアで快適なアクセスを可能とする入退室管理ソリューション「JCV Total Building Access Solution」を正式に提供開始すると発表した。

 また、ICカードの管理・運用や盗難・なりますしなどのセキュリティ問題に対応するため、JCVでは顔の検知・認証処理を行う顔認証デバイス(一体型専用端末またはアプリケーション型)とデータベースの管理・認証処理を行う管理プラットフォームで構成されたトータルソリューションを提供する。

 JCV Total Building Access Solutionは、技術パートナーである香港SenseTime Groupのアルゴリズム技術を利用し、顔写真を1枚登録するだけで、高速・高精度な1対N認証および生体検知を行い、安心かつスムーズなアクセスを実現する。

 さらに、勤怠管理など既存システムとのAPI連携や、顧客環境に合わせたプラットフォーム選択(オンプレミスもしくはクラウドでの対応)など、ニーズに合わせた提案を実施し、オフィス環境の向上を実現し、新たなライフスタイルやワークスタイルを創出するとしている。

 JCV Total Building Access Solutionの顔認証デバイスとしては、一体型専用端末の「SensePass-J」と、アプリケーション型の「SenseHello-J」を提供。一体型専用端末のSensePass-Jは、最大2万の顔データが保存可能で、暗号化や生体検知による強固なセキュリティ保証、さまざまなインターフェイス(Wi-Fi/イーサネット/Wiegand RS-485/無電圧接点)に対応する。認証速度は0.3秒以内(距離2.0m以内)、認証精度は99%以上。

 アプリケーション型のSenseHello-Jは、最大5万人の顔ライブラリ容量を備え、iOSアプリケーションのため端末への簡単なインストールが可能。認証速度は1秒以内(距離4.0m以内)、認証精度は99%以上。

 管理プラットフォームとして提供する「SenseLink-J」は、顔認証デバイスやユーザー情報を一元管理する統合プラットフォームで、デバイス管理、ユーザー管理、アカウント権限管理、従業員の勤怠管理、API外部連携などを実現する。