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セイコーソリューションズ、PTPグランドマスタークロックに光インターフェイス対応モデルを追加

 セイコーソリューションズ株式会社は12日、PTP(Precision Time Protocol)対応の高精度時刻配信装置「Time Server Pro.シリーズ」のラインアップとして、新たにSFPポート(光インターフェイス)に対応した「TS-2952」を追加し、11月より販売すると発表した。価格はオープン。

 TS-2952は、NTPサーバー機能、PTPグランドマスタークロック機能を標準搭載する時刻配信サーバーとして2015年から販売している「TS-2950」をベースに、光インターフェイス(SFPポート)への対応を実現した新機種。

Time Server Pro. TS-2952

 セイコーソリューションズでは、TS-2950がPTPグランドマスタークロックとして国内の放送業界や金融業界で利用される中、特に放送設備などの時刻修正が必要な機器とPTPグランドマスタークロックの設置場所の距離が遠いために、光ケーブルを利用する収容構成の採用や、ネットワーク機器の光インターフェイス化によるケーブル収容状況の変化が進む顧客からの強い要望に応えたものだとしている。

 また、TS-2952は、従来機種同様マルチGNSS受信をサポートしているほか、原子時計CSAC(Cesium)を内蔵したモデルではEUの衛星測位システムGalileoも受信可能なため、さまざまな設置環境において安定した高精度の時刻同期を実現する。

 セイコーソリューションズは、11月13日~15日に幕張メッセで開催される「Inter BEE 2019」に、TS-2952を出展する。