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SCSK、Kubernetes環境向けセキュリティ監視プラットフォーム「Sysdig Platform」を国内販売

 SCSK株式会社は11日、コンテナ管理ソフトウェア「Kubernetes」環境向けのセキュリティモニタリングプラットフォーム「Sysdig Platform」について、米Sysdigと国内総販売代理店契約を締結し、提供を開始すると発表した。

 Sysdig Platformは、OSのシステムコールを可視化する特許技術をベースに、Dockerなど各コンテナ内部のアプリケーションやミドルウェア、Kubernetesのリソース状況および健全性、コンテナ間通信をモニタリングし、視覚化するプラットフォーム。

 Kubernetes環境の詳細なモニタリングと、迅速なトラブルシューティングを可能にする「Sysdig Monitor」、コンテナを使った開発環境から実行環境に至るまで、包括的なセキュリティを提供する「Sysdig Secure」の機能を兼ね備え、コンテナに潜む脆弱性の発見や、不正アクセスなど異常検知時のコンテナ制御のほか、Kubernetes上でのコマンド履歴をすべて記録可能で、サイバーセキュリティにおけるフルフォレンジックを実現する。

 SCSKでは、コンテナ技術が多くの企業に注目されている一方、こうした新たな環境におけるモニタリングやセキュリティ管理については、従来型のサーバー単位で監視する仕組みや、IDS/IPSといった境界型防御のみでは、内外からのアクセスによるコンテナの不正な振る舞いや、改ざんの検知、脆弱性のチェックまで行うのは難しいのが実情だと説明。これらの課題に対応するソリューションとして、Sysdig Platformの取り扱いを開始するとしている。